電気代節約のアナウンス、効果的なのはどっち?

あなたのご家庭では、「使用を控えてください」と「値段が高くなりますよ」とでは、どちらのアナウンスが節電に効果的ですか?おそらく、大多数の方が同じ答えではないか?と思います。

これを学者さんが実験してみた結果が新聞記事に出ていて、とても興味深いと感じたんです。

節電効果 PRより料金変動 京大教授ら実験 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)(2017年03月28日の記事 読売新聞のトップページにリンクしています。現在は記事が削除されています。)

節電は呼びかけるより、料金を変動させた方が効果的――。関西文化学術研究都市(学研都市)で行われたピーク時の節電効果などを調べる社会実験で、要請するよりも需要に応じた変動型料金を導入した方が効果的だったことが、京都大の依田高典教授(行動経済学)ら日米のグループの研究で明らかになった。論文が全米経済学会機関誌「アメリカン エコノミックジャーナル・エコノミック ポリシー」に掲載される。

 実験は2012年7~9月の夏期(15日間)と12年12月~13年2月の冬期(21日間)、約700世帯に使用量をインターネットで把握できる「スマートメーター」などを設置。実験前日、約150世帯に「午後1~4時、電気使用はお控え下さい」とのメッセージを送り、別の約400世帯には同時間帯に料金が平均比約2・5~4倍に値上がりすると通知した。

 各グループの節電効果を、要請も変動料金の通知も行わなかった世帯と比較。その結果、変動料金を通知したグループは夏期に17%、冬期に18%の効果が持続した。一方で、夏期に節電を要請したグループは要請がなかった世帯に比べ、開始3日間は平均8%の効果があったが、次第に平均3%まで減少。冬期も同様に効果が長続きしなかった。

 実験後の秋には、要請や変動料金導入を通知せず、各世帯で節電が習慣になっているかを調査。要請されたグループは習慣化されておらず、変動料金グループは8%の効果がみられた。

 依田教授は「これまで電力危機では節電要請の施策がとられていたが、持続的な効果がないことが明らかになった。国はスマートメーター設置を推進し、需要が過度に集中する時には変動型料金を導入すべきだ」としている。

管理人も、もちろん値段が高くなると聞いたほうが、エアコンの使用を控えたり工夫をしたりすると思います。家族に節電を促すときも、「使わない電気を消しなさい」よりも「電気代が上がるので消しなさい」のほうが有効ですよね。

加えて、「見える化」も有効だと思います。すべてのご家庭で、リビングや台所でリアルタイムにメーターを見られるようにすれば、「今、高い!」とか「今の時間ややり方はお得だ」なんてのもわかって、消費者である我々も、生産者である電力会社にも有効であるでは?と思います。

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