何処へ向かうべきか、何を目指すべきか?手詰まりになった時に、管理人が読みなおす本

1980年代、日本はまだ豊かとは言えなかったけど、大きな成長をとげようとしていた時期でした。当時は、競争!競争!競争!だったんですね。

しかし、競争は大事じゃない。よく考えないと、競争相手に勝つという単純な目標を決めがちだけど、そうじゃないということを教えてくれたのがこの本でした。

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大前研一著 プレジデント社


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あなたが、ヤマハの経営者だったら?

1980年代の日本にいると想像してください。そして、考えてみて欲しいんです。

あなたが、ヤマハ(ピアノメーカー)の経営者になったらと想像していただこう。どんな経営戦略を採用するだろうか?

ヤマハは、高級ピアノのトップメーカーになるために営々と努力した結果、全世界のピアノ市場で40%のシェア獲得に成功した。ところが、ピアノそのものの需要が毎年10%のペースで減り始めている。

韓国メーカーが低コスト製品を引っさげて市場に登場しつつある、ピアノを高級化するという考え方も需要の低下を反転させることにはならないだろう。

この時、ヤマハは興味深い一手を打っています。

ヤマハがやったのは、デジタルと光ファイバー技術を融合させ、鍵盤をたたくタッチの強さと速度をピアニッシモからフォルテッシモまで92通りに区別できるピアノプレーヤーを作ることだった。

これがあれば、有名演奏家の演奏を自宅のピアノで再現できる。(当時の)フロッピーディスクに記録してプレーヤーにセットするだけでいい。自分でフルートの演奏ができるなら、一緒にフルートを吹いて楽しむという考え方もある。この製品の売り上げは爆発的だった。

忘れないでいただきたいが、ピアノは斜陽産業だったのである。市場の売上は毎年10%ずつ縮小していた。一律のコスト削減による経営効率を上げることをしたわけでもなく、売り上げを増やそうとして製品モデルをむやみに増やすこともしなかった。過去の延長線上にとらわれることなく、顧客のための価値創造の機会を探し、それを発見した

ヤマハがやったのは、ピアノを持っているお客さんを、自社の商品をお買い求めいただけるお客様を、穴が開くほど観察することだった。そのお客様が、どんなものがあれば喜ぶかを考えることだったということになります。

著者が投げかける他の問題

ほかにも、たくさんの例題が紹介されています。

家電メーカーの社員で、コーヒーメーカーの開発を命じられたら

あなただったら、どうですか?著書の中で、あんまりよくないだろうという答えは、他社製品を見ること。他社のコーヒーメーカーは10分かかってコーヒーを入れるところを、うちは7分にしようという考え方。

それよりも、コーヒーメーカーを買ってまで、コーヒーを飲みたいというお客さんの要望を深く掘り下げることを、著者は提案しています。それが「より美味しいコーヒーを飲みたい」だとすると、「では、一杯のコーヒーの品質を左右する要素は何ですか? コーヒーメーカーにそれを組み込むことは可能ですか?」と考える

一眼レフ最強の時代があった。。。

デジタルカメラなどなかったこの時代でも、カメラと言えば一眼レフカメラと、お客さんが言う時代があったそうです。コンパクトカメラは売れないので、商品製造をやめてしまおうという企業役員が多かった。

しかし、本当だろうか?人々は一眼レフカメラが欲しいと思っているか?本当に消費者が求めているのは、いい写真を撮りたい。家族の思い出を残したいと思っているだけで、一眼レフではないのでは?そして、手ブレなどを解決する機能をコンパクトカメラに盛り込んだところ、こちらのほうが売れるきっかけになったとのこと。

現代の問題に置き換えてみたときに

この本は、30年前の出版物にも関わらず、その考え方や本質は、今もって輝き続けるという稀有な本だと思います。

マクドナルドの低迷

今、マクドナルドは低迷していると聞きます。(参考:復調の吉野家、低迷脱出見えないマック、何が明暗分けた?チグハグ戦略で店舗力低下 – ライブドアニュース
マクドナルドほどの企業なので、この低迷をどこかで脱出すると信じています。それは、マクドナルドに喜んで来ていただける、ファミリーのお客様が、これだ!と喜んでいただけるサービスを提供できた時だと考えています。

ちなみに、管理人はメニューだと思っていますが。。。

あなたがソニーの経営者だったら

かつて栄光を誇ったソニーが大変な状況というのは、あなたもご存知だと思います。ソニーだけでなく、日本の家電メーカー全部がそうなのかもしれないけど。。。

管理人は、ソニーの製品が大好きです。高性能だし、デザインもかっこいいし。それでも、状況が悪いのはなぜ?管理人は真のお客様ではないのかも。では、お客様に向けてやれるとしたら、何なんでしょうか?管理人には、その答えが見えません。

サイトオーナーにとってSEOこそが最強の戦略か?

ちょっと、毛色の違う話ですが、管理人が考えたい話題。管理人はサイトオーナーなので、よくSEOのことは考えるんです。やっぱり検索エンジンで上位に来ること。それが、重要だと血眼になる時があるんです。

だから、競争相手に目が行く。。。どうすれば、被リンクを集めることができるか?など。

でも、それは正しい問題設定ではありません。読んでくださる方にとっても、さらに検索エンジンを提供している会社にとってすらも。。。この場合は、もちろん。読んでいただいている方が真に求めていることは何かを血眼になって考えることが重要です。

この本はおすすめ

こんまりさんの本に従って、かなりの本を思い切って処分していますが、この本・ボーダレスワールドは、もちろん手元に残すことにしています。っで調べてみると、紙の書籍はないけど、アマゾンと楽天で電子書籍では購入できるんですね。

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