人の心に響く・刺さるスピーチをするには?文章を書くには?

自分では良いことをやっているつもりだけれど、なかなか周りの理解や協力が得られない。そんな経験ってないですか?あるいは、あなたの周りにそんな人がいないでしょうか?

今日は、そんな人にうれしいお話。人の心に響く・刺さるスピーチをするには?文章を書くには?というお話。録画していて、たまたま見たNHKのテレビ番組(クローズアップ現代 2014/1/7放送分)で紹介されていた内容なんです。

理念は賛同するが、共感が得られない

日本ではさまざまなNPOや社会活動家の方々が活動され、人々に貢献してるのはあなたもよくご存知だと思います。彼らは意外にも同じ悩みを抱えているとのこと。

それは。理念は賛同されるが協力・共感が得られないこと。

例えば、

  • 障害者や社会的孤立者へ就労支援活動をしているNPO団体。自治体や企業からの視察はひっきりなしに訪れる。しかし、実際に就職先を紹介してくださる方が見つかりにくい。
  • 東北の漁業者支援をしている。漁師さんの収入にも近辺の観光にも大きな貢献があり、認められているが、一緒に活動をしてくれる協力者が見つからない。今は一人で何もかも運営している。

協力・共感が得られないと感じて、自分たちの努力は空回りしているのでは。。。という空虚な気持ちにさいなまれることもあるそうです。

そこで、勉強会を開いて講師を招いたとのこと。マーシャル・ガンツ博士。人種差別解消運動や移民の労働問題解決運動。さらには、オバマ大統領の誕生にも尽力された方で、ソーシャルムーブメント、市民組織、政治におけるリーダーシップ、組織、戦略について研究、講義、執筆をされている方だそうです。

まず、自分を語る

博士のプレゼンテーションは非常に印象的でした。相手の心に響くスピーチをするには次の3つのことを語るのが大事とのこと

  1. self (自分の活動の背景 なぜ自分はこの活動を行っているのか?)
  2. us (相手と共有する価値観 これは「私」でなく、「私たち」にとって大事)
  3. now (今!行動しなければいけない理由)

この中で具体的な例を出されていましたがこれがとても分かりやすかったんです。

「いじめによる子供の自殺をなくす」という活動リーダーのプレゼンスピーチの内容で以下はその引用です。

自分を語る

私は、最近まで自分が同性愛者であることを隠して生きてきました。最初に、オカマと言われたのは学校の体育の先生からでした。子供の頃、習っていて好きだったバレエが、その先生に理解されなかったんです。それ以来、ずっと私はひとりぼっちだ、悪いのは自分だと思っていました。

私だけではない、あなたにも当てはまるお話

私たちは誰でもからかわれたり、いじめられたりした経験があります。それは背の高さや出身地、人種のことかもしれません。人によってその中身は違っても、誰も味方がいない。誰も助けてくれないという寂しい気持ちは理解できます。

今!行動しなければ、もっとひどくなる

(自分が)もっと早くカミングアウトしていれば、多くの子どもの相談にのれたはずです。これ以上時間をむだにしたくありません。行動を起こすのは今です。子どもたちが自ら死を選ぶ前に、一緒に手をさしのべましょう。

この活動は全米約50万人もの人に賛同を得られ。多くの寄付が寄せされるようになったとのこと。とても分かりやすく感情に訴えかけてくる内容だと思います。番組では、この一連の流れを「物語(ストーリー)」と呼んでいました。人に共感を得るためにはこのストーリーが大事であると。

光り輝く人がリーダーではない。

博士は勘違いされがちなリーダー像の誤解を解くために、こんな説明もしていました。

人はきっかけさえあれば、誰かと思いを共有し、行動したいと願っているものです。そこで信頼を結び、関心を持ってもらえれば、また別の人へと自然と活動は広がっていきます。一人一人の力は弱くても、それらがつながれば、大きな力となっていくのです。

リーダーは一人でこの活動を行う人ではない。また、肩書や地位のことでもない。仲間を募り、力を発揮してもらえる環境を整えること。それぞれができることを自発的に行動できるように促すこと。雪の結晶のように、その活動を広げていくこと。それができるのが真のリーダーなんです。一人一人の力は弱くても、それらがつながれば、大きな力となっていくのです。

人々が行動を起こしてくれるのは、理念ではなく感情に響いたときです。大事なのは、自分を突き動かす動機。その根底にある価値観を言葉で表し、相手と共有することなのです。

起業家、宗教、実は昔からやっていたこと?

コメンテーターとして出演されていた糸井重里さんが、ボソッと言った一言が印象的でした。

「企業や宗教は、実はこういうやり方をしてきたのではないだろうか?」

たしかにその通りかも。実際にプレゼンする側としても、反対にされる側としても感情に響くことを理解する強力なツールであると思います。

NHKはクローズアップ現代の内容を詳細にページに公開してくれています。上記は管理人なりに解釈した内容。興味がある方はぜひ、こちらもご覧になってみてください。

シリーズ未来をひらく2  – NHK クローズアップ現代

感謝:キャプチャ写真は、ぱくたそさんから引用しました。素敵な写真をありがとうございます。また、画像はイメージであり、写真の女性と記事内容とは関係がありません。

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