今日の記事のタイトルは、少し過激ですが、大事なお話です。
管理人の家族が経験したこと。「損しない」の中でも究極のお話。命を守るお話です。
しゃべれない。ろれつが回らない。
父に症状が出てきたのは、突然というよりは、なんとなくでした。
話していて、なんだか言葉がもどかしい。ろれつが回らないといった状況でした。
これは、マズイ。。。
すぐに病院に行こう!と言ったのですが、
なんとなくぐずって行かなかったんです。
しかし、家族に説得され続けて、
ようやく検査行ったところ、即入院。病名は脳梗塞でした。
こんなときこそ遠慮せずにすぐ病院へ
もし、あなたの大切なご家族にこんな症状が出たなら、
すぐにでも、病院へつれて行ってください!
治療は1分1秒を争います!!
極端なことを言うと、すぐ病院へ行けば助かったのに。。。
ということも大げさではなく、本当にある話なんです。
管理人は、テレビでたまたま脳梗塞の大変さを知っていたので、
対処できたのはラッキーだったと思います。
管理人は医者ではありません。もっと専門家による説明を。。。
と思われると思いますので、
NHKの健康番組、「きょうの健康」の脳梗塞の説明ページをリンク紹介します。
国立九州医療センターの岡田靖先生が、
イラスト付きの分かりやすい解説をしてらっしゃいますので、
ぜひ一度目を通してください。
特に1)2)のリンクは最低でも!
私には関係ないなどと思わずに。
NHK きょうの健康より
2011年12月05日~12月08日放送分
リンク中の言葉(2)を引用させていただきます。すごく大事なことです。
脳梗塞の症状は早く気づくことが大切です。
万一に備えて「顔・腕・言葉で救急車」をしっかりと覚えておきましょう。
顔は「片側がゆがんでいないか」、腕は「片方がだらりと垂れさがらないか」、言葉は「ろれつが回らなくなっていないか、簡単な文章が出てこなくなっていないか」を確認します。これらの症状が突然起こった場合には、すぐに救急車を呼んでください。
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近所の病院の情報をチェックしておく
こんな時に備えて、お近くの地域の脳神経外科や脳神経内科をチェックしておくといいと思います。
ご近所の方が、脳こううそくで入院した。。。という情報があれば、
入院施設はどうだったか?とかお医者さんの印象は?とか聞いておくといいといいでしょう。
どうしても思いつかなかったら、地域の中核病院に飛び込んでも構わないし、
救急車を呼ぶために、119番をコールしてもいいと思います。
救急車など、呼ぶことはめったにないでしょうから、
「こんな症状で、もし何もなかったら・・・」と遠慮する気持ちも分かりますが、
ろれつが回らない。半身が動かない。といった症状がいかに一刻を争う大事なことか
救急の電話対応の方は必ず理解されていますので、しっかり手配してくださるはずです。
また、脳こうそくの場合、上記のリンクにもあるように、
t-paという薬剤など、注射や点滴による治療がほとんどではないかと認識しています。
(管理人は、手術を怖がる父にそう言って安心させて、病院に連れて行きましたし、実際の治療もその通りでした。)
もちろん、治療はお医者さんが判断されることですから、どうなるかは分かりません。
その時は、ちゃんと説明してくださると思いますので、冷静になって、よく聞きましょう。
リハビリは進歩している!あきらめない
家族の経験談
管理人が心配したのは後遺症でした。
話せなくなるのではないか・・・。障害が出るのではないか・・・ということでした。
しかし、父も懸命にリハビリをやったということもあってか、
多少、言葉のもどかしさはありますが、
体の障害などはなく、普通に生活できています。
また、この一件から血圧は毎日測定し、食事や血液検査などの結果も
気を付けて見るようになったのはいいことだと思います。
リハビリは進歩している。あきらめないで!
昔は、脳梗塞のリハビリは6か月の限界の壁と言って、
6か月を過ぎたあたりから、あまり効果がなくなると言われていたようです。
しかし、医学の進歩は本当にすごい。。。リハビリそのものが進化して、
6か月を過ぎて、もう無理と思われていた患者さんも、
完全ではないにしろ、かなりの機能を取り戻すことに成功したという話があります。
脳がよみがえる ~脳卒中・リハビリ革命~
NHKスペシャル 2011年9月4日(日) 午後9時00分~9時49分
この番組には、とても勇気づけられました。
リンク先には、本やDVDの紹介などもあるようですので、ぜひ参考にされてみてください。