スマートフォンアプリを使って、あなたの安全運転を確認できたら自動車保険料を割引します。しかも、最大で2割引きも!そんなニュースがあったのでご紹介します。
- 損保ジャパン、安全運転で保険料下がる自動車保険(日本経済新聞 2017/3/27 18:43)
損害保険ジャパン日本興亜は27日、安全に運転すると保険料が下がる自動車保険を2017年中に発売すると発表した。運転技術をスマートフォン(スマホ)を使って測定し、新規の契約者を対象に最大で2割保険料を割り引く。
まずスマホのカーナビアプリを8月に刷新する。運転技術を通信機器を使って計測し保険料に反映する保険は「テレマティクス保険」と呼ばれ、欧米では普及が始まっている。国内での販売は初めてになる。
管理人も運転していて、事故を起こすのは「経験」より「危ない運転」と感じています。安全運転をする人が、より高い評価されるというこの仕組みはありがたい。これまで、ソニー損保で機械を車に乗せて運転するというものがあったんですが、スマホのアプリでできるのは非常に画期的だと思います。
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公式アプリ紹介ページ、ポータブルスマイリングロード
ポータブルスマイリングロード(無料カーナビ) | 損保ジャパン日本興亜
こちらが公式ページ。ダウンロードもこちらからできますが、アプリの内容が濃くてびっくりしました。運転診断はもちろんするんですが、カーナビとしての機能が多才。しかも、誰でも無料でダウンロードして使うことができます。動画が3分くらいにまとめられていて素晴らしい。以下、管理人がメモした内容です。
- 目的地の検索はフリーワードでOK。
- エコ、距離、高速、安全、無料の5つの検索モードで検索できる。
- 所要時間や、ガソリン使用料などが表示される
- 交差点表示は3D
- 渋滞情報もリアルタイムに反映、広域のリアルタイムもわかる
- 事故多発地点にさしかかると音声で案内してくれる
- ガソリンスタンドの位置情報+現在の価格
- 駐車場の空車情報と値段情報も提供
- 目的地に付いたら運転診断を確認できる
テレビCMで聞いたことがあると思います、ナビタイムとの連携とのこと。保険勧誘が目的でしょうから、ずっと使えるわけではないでしょうが、google mapsよりすごい。併用して使えそうですね。
損保ジャパンのページを確認していて分かったんですが、以前にも運送業者さん向けに、SMILING ROAD(スマイリングロード) | 損保ジャパン日本興亜のサービスを出していたんですね。この流れと考えるとなるほどとうなづけます。
テレマティクス保険って?
テレマティクスという言葉を理解すると簡単に頭に入ってきそうです。
テレマティクス (Telematics) とは、テレコミュニケーション(Telecommunication=(遠隔)通信[1])とインフォマティクス(Informatics)から作られた造語で、移動体に携帯電話などの移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称。一般的には、自動車、輸送車両などへのサービス提供に対して使用される。現在のところ、各自動車会社が行う独自のサービスが中心となっている。
カーナビで近くのコンビニ情報を出したり、ガソリンスタンドの位置を伝えたりするのはテレマティクスなんですね。これに「保険」をくっつけたのが、テレマティクス保険!なるほど、分かりやすい!
ほかにもある?テレマティクス保険
損保ジャパンよりずっと前から提供されていた、ソニー損保の商品があります。
こちらは、工事不要の「ドライブカウンタ」と呼ばれる小さな機械を車に乗せて運転するだけです。管理人もちょっと興味はあったんですが、まだやったことはありません。
ほかにも、以下のようなサービスがありますが、まだ損保ジャパンほどの内容ではなさそうです。今後の発展には大きく期待しています。
感謝:見出しの写真はかわいいフリー素材集 いらすとやより引用しました。素敵なイラストをありがとうございます。