先日、見ていたテレビと雑誌で面白い興味深い内容を目にしました。中古住宅を保有している人、中古住宅の購入を検討している人、持ち家がある人、ほとんどの人にとって損しない話。
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お金を払って、中立的な立場でプロに家を見てもらう
それは、お金を払って、中立的な立場で家の点検をしてもらうということ。
よく、「無料でお宅を点検します」という触れ込み、セールストークがありますが、これはダメです。リフォーム業者の点検は、いかに工事をして稼ごうとするかが、査定の目的なので。
お金を払って査定してもらうのが損しない理由
1)住宅市場活性化、世の中の流れ
先日のwbsことワールドビジネスサテライト 2013/10/22放送分で興味深い内容が放送されていました。
それは、住宅メーカーが、お客さんの家を定期的にチェックするというもの。
水周りとか、躯体のゆがみが無いかなど。もし家を売却することになった場合、次のお客さんが安心して買えるようにすることで、家の資産価値を守るという考え方です。(スムストックという名前で紹介されていました。)
現状では築20年の家は、ほとんど上物の評価は無く土地だけの評価になるそうです。wbsでは住宅の定期点検で、17年住んだお宅が1千万円以上の売値がついたケースが紹介されていました。
「中古車は定期的に車検を受けているので、安心して購入することができますよね。住宅も同様の考え方」と紹介されていました。
中古住宅市場を活性化させたいというのは、国の狙いでもあるようです。(2020年までに20兆円の市場(現在の2倍)に活発化させたいと考えている。国土交通白書 2011)
2)プロの目と知識を手に入れる
週刊ダイヤモンド 2014年1月25日号 特集 カネになる家
週刊ダイヤモンドの特集で、退職後の夫婦が、現在の自宅を売却し田舎暮らしを計画していたところ、シロアリの腐食が見つかり、夢の実現が棚上げになったという例があります。家の定期点検が大事。早く問題点を見つけること。日本では、あまり馴染みが無いけど欧米では一般的だそうです。
住宅診断の費用は、5~7万円ほどで、依頼した人も一緒に見て回ることができる。その際、どこを見ればいいのかを教えてもらって、以降は自分で点検することができるとのこと。
「住宅診断」と言ったキーワードで検索すると出てきます。内閣府認証NPO法人の公認資格なども出てくるので参考にしたいところです。
3)管理人の経験から(値段の高低でしか判断ができない)
最後に管理人の失敗談から。雨漏りがするので、リフォーム業者に修理を依頼しました。3社ほどに相見積もりを依頼し、見積書を見たんですが、正直優劣が分からないんです。なんとなく信用できそうとか、値段が安いからという理由で業者を選んだんですが、大失敗でした。
結局、頼んだ業者は雨漏りに、全く対応できませんでした。
今考えると、何がよくて何が悪いのか、ちゃんと勉強しておかなければいけなかったと思います。プロの中立的な視点でアドバイスをもらうということは、すなわちプロの目を手に入れるということにつながります。
5万円~7万円って、結構なお値段のようですが、自分の家を自分の資産を題材にしたセミナーと思えば、価値があると分かり、損しない方法と言えるのではないでしょうか?