この春から環境が変わって、クレジットカードを作る人は少なくないと思います。ところで、初めてカードを作るのにあなたにとって必要な条件って何でしょうか?

こんな時、表計算ソフトほど素晴らしいツールってないと思います。代表的なマイクロソフトのエクセルを使って考えてみます。


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「クレジットカード 初めて」で検索すると

検索エンジンで「クレジットカード 初めて」で検索すると、たくさんのサイトが出てきます。興味深いのが、サイトによってすすめているクレジットカードが全然違うということ。これは、どれを選んでも大差ないことを意味しているのか?それとも、ほかの理由があるのか?はわかりません。

とりあえず、3種類ほど選んでみました。どれも聞いたことがあって、あーこれ知ってるとかいうカードだと思います。

クレジットカードを選ぶ基準条件を再確認する

  1. カードを使える場所が多いか?
  2. 手数料が少ない。できれば無料。年会費もそうだし、リボ払いならやめる(というかできたら避けたいところ)
  3. 貯めたポイントを使える場所は多いか?又は少なくても自分が頻繁に使う場所か?
  4. 自分がよく支払う場所でポイントを効率的に貯められるか?
  5. 自分が審査に通るか?

以前ご紹介したクレジットカードを選ぶ条件を考えて、エクセルを使って表にしてみます。

表にして比較クレジットカード

横軸に候補のクレジットカード。縦軸に条件を書きます。一番右の「審査」は、自分が審査に通るか?という意味ですが、「初めて」なのでこの条件はとりあえず考えないようにします。すべて0(ゼロ)を入れています。

情報を調べながら、この表に点数を埋めていきます。公式サイトをまず見るのがおすすめ。絶対的な評価ではなく、あなたのさじ加減で構いません

1)カードを使える場所が多いか?

カードの使用範囲を調べるのは、googleやyahooの検索エンジンではなく、Yahoo!知恵袋OKWAVEなどで「visa 使えない」「JCB 使えない」などのキーワードで検索するのがおすすめ。あ、ここでは使えないんだ。。。という意外な発見があります。たとえば、コストコで使えるクレジットカード、使えないクレジットカードがあるってご存知ですか?

さらに、海外で使うつもりなら、目的地に行ったことのある人に、使えなかった経験がないか聞いてみる。また、自分が普段買い物や支払いををする場所でレジでマークを確認したり、店員さんに聞いてみるのもおすすめです。

使用範囲 管理人が付けた得点
三井住友visaカード VISA 95
JCBカード JCB 90
楽天カード VISA,JCB,MASTERから選べる 100

一般的には、VISA,JCB,MASTERは使える範囲が広いと聞いています。JCBは国内で強いけど海外で使えない場合もあるって聞きますよね。なので、管理人がつけた得点はこんな感じ。重ねて言いますが管理人個人判断の今の時点での点数ですので、あなた自身で判断して点数を入れてください。

2)手数料を公式サイトから確認する

手数料は非常に重要な項目。年会費と分割払いにしたときにどのくらい手数料がかかるのか?の2つをちゃんと把握しておきましょう。

分割払いにしたときの金利手数料って、年換算するとびっくりするぐらい高いんですね。これがクレジットカード会社の利益の源泉の一つなんだとよく理解できますし、1回払いで払うことがいかに大事か?よく分かります。このときの金利手数料は「実質年率」と言うようです。

あなたが、新しくクレジットカードを作るときは「(クレジットカード名) + 実質年率」という検索をして分割払いにしたときに、こんなにお金がかかるんだということを、必ず再認識しておきましょう。

手数料他 実質年率% 参考ページ
三井住友visaカード 80 12~14.75 年会費|クレジットカードの三井住友VISAカード
分割払い|クレジットカードの三井住友VISAカード
JCBカード 90 7.92~18.00% 年会費無料クレジットカード特集|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード
ショッピング分割払いのお支払い方法|クレジットカードなら、JCBカード
楽天カード 100 12.25~15 楽天カード: お支払い方法_分割払いのお支払い方法

何度も言いますが、管理人だったら。。。という条件で点数を記載しています。実質年率は、どこも高くて大差ないので、年会費の高さが注目点かな?と考えました。

3)貯めたポイントは使える場所が多いか?

ポイントが貯まりますよ。。。って言われても、そのポイントってそもそも使える?もっと言うなら、あなたが、普段よく買いものをしたり、支払うものに使えるのでしょうか?

P使用範囲 管理人の意見
三井住友visaカード 20 ワールドプレゼント(というポイント)。このポイントは直接は使えない様子で、ほかのポイントサービスと交換することによってはじめて使える。しかも200ポイントから。200ポイント以上なら3円=1ポイント分キャッシュバックが受けられる。
JCBカード 15 okidokiポイントが貯まる。いくつかの用意された商品と交換もしくは、提携のポイントサービスとポイント交換することではじめて使える。キャッシュバックの仕組みもあるが、サービスによる?など分かりにくい。
楽天カード 100 楽天ポイントが貯まる。楽天市場や楽天トラベルなどでダイレクトに使えて、買えるものや範囲も非常に広い。

管理人の採点では明確に差がでました。貯めたとしても、そもそも交換しなければいけないポイントって、魅力を感じないんですがあなたはいかがですか?何ポイント以上必要とか?交換条件などややこしい障壁がありますよね。基本、そのまま使えるのが一番です。

4)ポイントが効率的に貯められるか?

3)のチェックで大差がついてしまったので、ここはあまり意味がないのかもしれませんが、ポイントが効率的に貯められるか?についても比較してみます。

P貯効率 説明(カードを使用して)
三井住友visaカード 10 1000円(消費税込み)につき1ポイント。
JCBカード 10 1000円(消費税込み)につき1ポイント。
楽天カード 100 100円(消費税込み)につき1ポイント。

採点した表を並べ替えて、あなたオリジナルのクレジットカードランキングを作る

表にして比較クレジットカード

点数を自分で評価して点数をつけたのがこの表です。当然、人によって中身が変わってくると思います。

表にして比較クレジットカード

エクセルの上部の操作パネル 「並べ替えとフィルター」→「ユーザー設定の並べ替え」を選びます。(表全体を選んでおきます)

表にして比較クレジットカード

先頭行をデータの見出しとして使用する。にチェックを入れて、最優先されるキーに「使用範囲」を選んで、順序を降順にします。

表にして比較クレジットカード

さらに「レベルの追加」から他の条件も追加して同じように操作します。条件を入れ終わったらOKボタンを押します。

使用範囲 手数料他 P使用範囲 P貯効率 審査
楽天カード 100 100 100 100 0
三井住友VISAカード 95 80 20 10 0
JCBカード 90 90 15 10 0

条件は足すことも引くことも優先順序も変えることができます。大切なのは、人のおすすめランキングではなく、自分オリジナルのランキングが作成できること。また、自分にとって大事な条件を見直したり、デメリット(金利など)を再確認できることにあります。一度エクセルで表にしてみるのがおすすめです。

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