消費税が上がる!というので、日用品を中心にたくさん買い物をするという光景が、テレビで放送されていました。両手いっぱいの買い物袋に、トイレットペーパーなど。
しかし、管理人はこのブームを静観していました。それは、この本を読んだ経験から。
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今、必要な分だけを買いなさい。例え、それが安売りでなかったとしても
この本「実学」の著者は、稲盛和夫さん、ご存知のように京セラ、KDDI(現在のau)の創業者で、日本航空の再建にも手腕を見せた経営の神様です。稲盛さんは、たくさん著書を出されていますが、この本が一番有名なのではないかと思います。
その中に、この考え方についてのご自身の経験を述べられています。
・遠い親類が、大八車を引いて、田舎から野菜を売りに来る。売れ残ると、持って帰っても仕方がないので、かなり値引きして知り合いのところ(稲盛さんの実家)に置いて行く。
・値引きの額は確かに大きいが、食べきれないほどの量を買ってしまう。一見良さそうに見えるが、結局人にあげたり、捨ててしまったりすることになり、かなりの量が無駄になる。
・ご自身の子供のころの、この経験から、京セラでは「今必要な分だけを購入するというやり方」で購入しなさいと徹底したそうです。安売りをしているからと言って、先の分まで買わない。
・人間は余分にものがあると、つい無駄遣いをしてしまう。これだけしかものがないとわかれば、それを大事にしようとする。そんな不思議な心理があります。
・経理担当者は、最初はこの方針に反対したそうですが、1)倉庫が必要ない。2)在庫の分の金利がかからない。3)従業員が無駄遣いしない。といった良い点が多いことに驚いたとのこと。
たくさんあると無駄遣いする。という考え方は確かにその通りだといます。あなたも、きっと思い当たることがあるのでは。。。
さらに在庫のことについても納得。無駄な在庫あるより、1円でも現金で残す方がいい。安売りセールに惑わされない、損しない考え方と言えそうです。