先日、家族がアレルギー性の皮膚炎と診断されて、お医者さんから難しい病名の書かれたメモをもらってきました。これが、どんな病気か家族がネットで調べていた時、思わず言ったんです。「WELQ(ウェルク)と書かれたサイトは見ないように。」


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ネット上で物議

welqは健康情報を中心に書かれているんですが、管理人がこの記事を書いている2016年11月現在、かなり物議をかもしているサイトです。興味ある方は、検索エンジン(googleyahooなど)で探してみてください。その場合「welq」というキーワードだけでなく、「welq 炎上」。さらに、ツイッター検索「welq」も3点併せて見ることをおすすめします。

血圧、がん、アレルギー。。。その他、健康に関する言葉で検索すると、上位に表示されることが多いので、症状で困っている方は(管理人も含めて)思わず熟読すると思います。しかし、実際読んでみると、この情報本当なの?大丈夫?とつっこみたくなるものが少なくないようです。(もちろん、すべてではないと思いますが)

「では何を見たらいいの?」 家族に聞かれましたし、同じように思われると思います。

健康情報に関しては大学病院や公立・私立病院の公式医療サイトの情報がおすすめ。または、NHKの健康番組の公式サイトなどもいいと思います。これらのサイトは絶対間違いないとは言い切れませんが、間違いがあったとしても指摘されるのが早く、信頼できる確率が、ほかのサイトよりも格段に高いと思われます。

検索エンジンから情報を省けない

検索結果表示されるから信じてしまう。だったら、こんなサイトを出さないようにしたらいいじゃん!と思われるかもしれませんが、そうもいかないんです。管理人がよく読んでいる、検索エンジンの専門家さんのツイートを見ると、その理由がよく分かります。

検索エンジンの結果はみんなに信頼されています。膨大な情報の中から、ユーザーに有益なサイトを紹介するために、優秀なプログラマーやデザイナーが日々改良を重ねているから。

それだけに、検索結果は世間に大きな影響力を持ちます。だから、売り手としては、(あるいは広告の出し手としては)、是が非でも検索結果の上位に表示したいと考えて検索エンジンを研究するし、場合によってはその盲点を突く人が一部に出てくることは想像に難くないと思います。

欲しい!買いたい!苦しみから逃れたい!と思った時の検索は気を付けて

これは医療情報に限った話ではありません。売り手と買い手がいれば成立するお話。この教訓から学べることが一つ。

欲しい!買いたい!苦しみから逃れたい!と思って探した情報は、本当かどうか他の情報を集めて確認する。

○○おすすめ、○○ランキングなどのキーワードで検索したことってないですか?管理人はあります。あなたが目にした情報は、検索エンジンのプログラムを裏をついて、あなたに何かを買わせようとたくらんでいるかもしれません。それはほんの一部のサイトだと思いますが、存在する可能性は否定できません。検索結果は玉石混合。何が玉で何が石かは、あなたが見分けなくてはいけません。

しかし、我々は実生活では、こうした行動に慣れているはずです。セールスマンに、もっともらしい説明をされても、すぐには買わないですよね。友人に聞いたり、テレビで見た情報を思い出したり、本やネットで調べたり、可能な限り情報を集めて、納得してから買うと思います。ネットも同じです。

追記 2016/11/29 21:20

この記事を公開して間もなく、welqの記事が非公開となりました。今後は監修体制を整えてから記事掲載するとのこと

【お知らせ】WELQの全記事の非公開化について

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