先日、NHKのあさイチという番組を見ていて、お腹を凹ませるドローインという体操というか運動が腰痛対策にも有効だと感じました。ドローイン自体は比較的気軽にできる運動で、知っておいて損しないお話だと思います。

腰痛対策に有効な2つの筋肉

あさイチ 2014/11/04放送分
スゴ技Q 『原因不明』の腰痛 サヨナラ大作戦より内容引用

腰痛対策で有効と考えられるのが2つの筋肉の運動をすること。一つは、体の奥にあるコルセットのような大きな筋肉(腹横筋)(参考:“コア”を鍛えて腰痛対策 – goo ヘルスケア)。もう一つは、背骨の一つ一つについている筋肉(多裂筋)です。

コルセット筋(腹横筋)を鍛えるのは、いわゆるドローイン。床にあおむけになり、ひざを曲げ息を吐きながらお腹を引っ込める。腰骨を床に押し付けて、おへそを引きこむようにするのがポイントとのこと。

次に背骨の筋肉(多裂筋)とコルセット筋(腹横筋)を同時に鍛える簡単な方法。まず、四つん這いになる。肩の下に手をついて足の付け根の下にひざが来るようにします。この状態でドローイン。そして片手を上げる。できれば上げた手と反対の足を上げることで10秒間キープ。

やってみたモニターの女性は、そんなに苦にならないとのこと。回数を多くするより、少しからでも長く毎日続けることがおすすめとのこと

腰痛の原因が分かってきた

これまで画像診断をしても原因を特定できない腰痛があったそうですが、医療技術が進んでかなり診断ができるようになってきた。そして痛みの原因はだいたい次の3か所に分けられるそうです。椎間板、椎間関節、仙腸関節の3か所。

腰椎椎間板ヘルニアと腰椎すべり症・・・古東整形外科内科さま

椎間板と椎間関節の説明図はこちらのページがとても分かりやすいです。椎間板は、背骨の間にあるものでクッションの役割を担っている。聞いたことがあると思います。背骨って後ろ側にはひらひらとした蝶々みたいなのがついていますよね。その骨同士のクッションになるのが椎間関節です、(管理人は理解)

仙腸関節障害について|日本仙腸関節研究会

仙腸関節はこちらの図が分かりやすい。腰の大きな骨と骨をつないで、クッション的な役割を果たしているんですね。

あさイチで紹介された痛みと原因部位のチェック方法

1)痛む場所を指で刺す

痛む場所はどこですかと指を指してもらう。腰骨あたりの高さで指2本くらい外側の場合は、大きな腰骨関節(仙腸関節)が原因では?と疑われる。

背骨のラインでもう少し上、ウエスト付近が痛むという場合は、椎間板、背骨の後ろの骨のクッション(椎間板関節)が原因と疑われる。

2)体を前後に曲げてみる

前に倒して痛みが出る場合は、椎間板の原因疑いあり、後ろに倒して痛みが出る場合は、背骨の後ろの骨のクッション(椎間板関節)が原因の疑いあり。

3)寝た状態で足を上げる、筆でさわる

これで傷みなどが出る場合は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、病院の治療が必要となる場合があるので、整形外科の受信を勧めるとのこと。

番組で説明されていた先生

金岡恒治さん(早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 整形外科医)

成田崇矢さん(健康科学大学 健康科学部 理学療法学科 准教授 理学療法士)

感謝:キャプチャ写真はぱくたそさんより引用しました。素敵な写真をありがとうございます。